生地屋のQ&A

布生地のプロフェッショナルが わかりやすく解説してます。

整経とは(セイケイ) 荒巻整経(アラマキセイケイ) 部分整経(ブブンセイケイ)

整経とは、織物の生産工程で 経糸(タテイト)を揃える(整える)工程です。

通常 織物の経糸は4,000〜16,000本もあり、それらを一辺に揃えようとすると 4,000〜16,000本もの糸本数が 必要になる上に、一巻きの糸量が例えば1kgとすると 最低でも4トンもの糸量が必要になり 大変な量になります。(ポリエステルでは 通常一巻きの糸量は 2.5〜10kg程度です)

ですので、下記のような2種類の方法が 取られます。

  1. 荒巻整経:無地織物とか生産量の多い織物に用いられる方法で、例えば7,000本の経糸なら 1,000本ずつ7つのビーム(経糸を巻くちまきみたいなもの)に巻いて(荒巻)、それを7本まとめてビームに巻いて 織布工程の経糸とします。
  2. 部分整経先染織物などで 経柄の織物や、生産ロットの少ない織物に用いられる方法で、例えば1.5mの整経巾なら 15cmずつ10回に分けて(部分部分で)整経する方法です。

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