生地屋のQ&A

布生地のプロフェッショナルが わかりやすく解説してます。

捺染とは(ナッセン ナセン printing) プリント

捺染とは、プリントの事です。一般的な工程(直接捺染法)は 下記のようです。

  • 染料や助剤をのりと練り合わせて 捺染のりを作る
  • それをスクリーンやローラーなどの プリント機械(捺染機)を使い、布生地にプリント(印捺  捺印の反対ですね)する
  • 水蒸気で加熱(スチーミング)し 染料をよく布生地に浸染させ定着させる(発色させるとも言う)
  • 洗浄液で洗浄(ソーピング)し 付着染料などを除去
  • 水洗した後 乾燥して巾を整え製品とする

ですが、柄によっていろいろなやり方があります。
捺染の反対は 浸染で無地染めの事(浸けて染めるので)です)

  • 抜染法(バッセン 色を抜く):その部分だけ染まらないようにのりをつけ 下染めした後、そののりを取り除いて その部分だけプリントする
    (抜染には 白色抜染着色抜染がある。
    下染めは、濃色は通常の染め(浸染)、薄い色はパディングと言って 染料を塗布して浸染させ定着させます。パディングの方がコストが安い)
  • 防染法(ボウセン):色が着かないように のりや蝋などを付けて 全体を染める(その部分だけ白く残る)

水玉(プリント業界では定番なので「無地」と言われるそうです)やストライプなど 単純な柄は、コストの安いローラー捺染をします。複雑な柄は スクリーン捺染(スクリーン印刷とほぼ同様の方法)をします。

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捺染とは(ナッセン ナセン printing) プリント